ティアレ・タヒチはクチナシと同じガーデニア科に属すタヒチの固有種で、ソシエテ諸原産といわれています。背の低い潅木で、面白いことに同じ木に咲く花でもその花弁の数が6〜8弁といろいろあること。中でも8弁の花は四葉のクローバーのように幸福を運んでくるという言い伝えがあるので、タヒチでティアレをみると、つい花弁の数を数えてしまいます。
見つけました!8弁のティアレタヒチです!
そしてティアレ・タヒチはタヒチ人の生活になくてはならない特別な花です。その芳香の特徴は甘く、気品に満ちている。
タヒチでは老若男女を問わず、多くの人がティアレのつぼみを耳の後ろにはさんでいます。マルシェには袋詰めのティアレのつぼみが売られているので、みんな冷蔵庫に常備しているそうです。
花は生ものですから、やがてしおれてしまいます。しかしかなり長い時間、耳の後ろからやさしく芳香が香りつづけることによるアロマテラピー効果はかなりのもの。私たちはアロマテラピーを楽しむためにディフィーザーなどを使いますが、花そのものを使うこの方法ほど美しく効果的な用い方は他にないでしょう。タヒチ人におだやかな人柄が多いのは、このアロマ効果のおかげだと思うのですが。
またティアレ・タヒチは、タヒチアンが生まれたときから死ぬまで、毎日肌や髪のケアに使うモノイオイルと呼ばれる、これもまたタヒチの生活に欠かせない香りよいトリートメントオイルをつくるのための重要な材料でもあります。