フレンチポリネシアの国花であるティアレ・タヒチ。タヒチのシンボルであるこの花はエア タヒチ ヌイの機体の尾翼に描かれています。タヒチ島ファアア空港に降り立った時に手渡される白い花のつぼみが、南国のしっとりとした空気の中に清楚な芳香を漂わせます。そして、これを耳の後ろに飾ると、いよいよタヒチの旅がはじまるという期待に胸が躍ります。 ティアレ・タヒチはクチナシと同じガーデニア科に属すタヒチの固有種。ソシエテ諸原産といわれています。 面白いことに同じ木に咲く花でもその花弁の数が、6〜8弁といろいろあります。中でも8弁の花は四葉のクローバーのように、幸福を運んでくるという言い伝えがあります。
プルメリアは熱帯の花として他の地域でも生育し、フラワーレイ作りには欠かせない花です。タヒチのプルメリアは四季咲きなので、どの時期に旅しても見ることができます。プルメリアの茎は多肉質で、簡単にぽきんと折れやすく、その折れ口からは、乳白色の樹液がにじみ出てきます。この樹液はアルカロイド系の毒を含み、薬用にも使われますが、手に付いたらすぐ洗った方が良いでしょう。プルメリアには他に、ピンクや黄色のものもあり、色によって花の形も少しずつ違います。英名でTEMPLE TREEと呼ばれているように、寺院、公園、街路などに植えられることが多いようです。
タヒチには300種くらいのハイビスカスがあるといわれ、種類によっては薬用に用いられています。日本でも鉢植えなどで温度管理をすれば楽しめる植物ですが、タヒチで見るハイビスカスの美しさはなんといってもいその野性味あふれるたたずまい。ハイビスカスの木の下には、まるで水を飲みに集まった蝶が群れているかのように、白い砂浜に落ちた花が点々と散り敷いています。 花の中には、落花すると色が変化するものもあり、白、黄色、オレンジ、ピンク、赤などなど、多彩な種類が見られます。タヒチ滞在中に何種類くらいのハイビスカスに出合えるか、そんなテーマで旅をするのも楽しいかもしれません。
タヒチ産バニラ・ビーンズは特に稀少で高価。花の形からもわかるように、ラン科のツル性の植物で、他の樹木などに巻きつくようにして成長します。タヒチのバニラはメキシコからもたらされたものだといわれています。 タヒチではバニラの受粉はすべて人の手で行われます。とても繊細な技術を要する作業なので、量産ができないのですが、バニラの中でも最高の香気を持つ高級バニラといえば、このタヒチアン・バニラを指します。 タヒチでは、バニラ・アイランドとして知られるタハア島や、ライアテア島、フアヒネ島、モーレア島などで栽培されています。滞在中にぜひ食べてみたいのが、この原産地のタヒチアン・バニラを使ったアイスクリーム。その香りは今までのバニラエッセンスのイメージを変えてしまうほど、まさに「高貴な香り」という名にふさわしい、シックで大人の香りです。
熱帯、亜熱帯地域には豆科の植物が多い、このムラサキソシンカは、豆科の植物でインドや中国南部原産といわれています。地域によっては花を煮て食べたり、木部分で農具を作ったりと、人間の生活にも密接に関わってきた植物。 花の形がランに似ていることからオーキッド・ツリーとも呼ばれるそうだが、豆科の木にしては、花が大きくて豪華。雲ひとつないタヒチの空の青に、ピンクの花々が並び咲く様子は美しいというひと言に尽きます。
タヒチ島、ゴーギャン記念館に隣接。20世紀初頭にアメリカ人植物学者、ハリソン・スミスが開いた植物園。園内には何百種類もの熱帯雨林や植物、花々が生い茂ります。 TEL: (689)57.10.58 営業時間:毎日9:00−17:00 入場料金:600CFP